高校三年生の夏休みも終わり、陽気はすっかり涼しくなってきたころ、部活もとうに引退してゆったりとした時間を持て余していた。 受験勉強をすればいいに決まっているのだが、まだそんな実感がわかなかったこともあって、教科書を開きつつもラジオに耳を傾け…
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