飲酒運転

仙台育英高「ウォークラリー」の列に車 3人死亡、22人重軽傷
この事件については各所で取り上げられているが、私も一言。
日本は「酒の上でのこと」にあまりにも寛大だ。
酩酊状態で騒動を起こしても、ある程度のことなら不問に付される。
過去には私も恥ずかしい行いをしたこともあるが、上に書いたようなせりふで許された。
幸いにして人的・物的被害は出なかったが、まったく申し訳ないことをした。
「自分で制御できない状態でのことなのだから仕方がない」という考え方もあろうが、やはりそこまで至るまえに自制すべきである。
また、周りが囃し立てて、許容量以上に飲んでしまう場合もあるが、この場合は飲ませたほうに責任がある。
飲んで事件を起こした本人はもちろん、飲ませた側も責任を負うべきだ。


飲酒運転については、その時点で殺人未遂を適用してもいいと思う。
正常な状態でも、使い方によっては凶器と化す自動車に、自制できない状態を作り出すものを摂取して乗るのだから。
まさにキチ○イに刃物、飲酒者に車だ。


罰則を強化して*1も、飲酒運転者は道路に戻ってくる。
酒酔い運転の違反に対する処分は免許取り消しだが、2年たてば再び取得が可能だという。
これは検問などで発覚した場合である。
この場合被害者もいないし運が悪いと思っているだけだ。
ワイドショーのコメンテーターが
「飲んだら乗るな、何でこんな簡単なことがわからないんでしょうか?」
とコメントしていたが、飲酒者はその程度にしか考えていないものだ。
そう考えると、資格の剥奪について再考すべきである。
欠格期間の延長もそうだが、再取得のコスト増、カリキュラムの充実など経済的、時間的な手間をかけさせ、さらに、自動車を運転する職業に就くことができないなど、制限を課すべきだ。


今回の凶行で犠牲になった3名の高校生のご冥福をお祈りします。

*1:酒酔い運転 3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
酒気帯び運転 1年以下の懲役又は30万円以下の罰金