電車は誰のもの
JR中央線国分寺駅で今月4日、東京行き快速電車の閉まりかけたドアをこじ開けて乗った男性客に対し、車掌が「駆け込み乗車は危険です。大けがをすることになります。それで大けがをしても、そちら(乗客)の責任です」と車内アナウンスした。
これを聞いた別の乗客がJR東日本に抗議、同社は「言葉に配慮がなかった」と非を認め、車掌を指導した。だが駆け込み乗車は実際に事故につながる危険な行為。発車が遅れると運転士は、JR福知山線事故でもクローズアップされた「回復運転」を強いられることにもなる。識者は「利用者の側も、駆け込み乗車の危険性と、多くの人が迷惑を被ることを認識するべきだ」と指摘している。(YOMIURI ONLINE)
これでこの客がけがでもしたら、JRの責任が問われるのだろうか。
この客を「安全」に乗車させることで生じた遅れは、JRの責任なのだろうか。
どっちにしても苦情を受けることになるのだろう。
今ならJRには何をいってもかまわないというのか。
日本の接客は世界一と、かつて聞いたことがある。
サービスを提供する側も、顧客離れを恐れて言うべきことも言えない。
客は客で、そういったカードをちらつかせながら、脅しをかけている。
われわれは客であることに甘えすぎている。
自分の行動に責任と自覚を持つべきだ。