途中下車

仕事の帰りに、ふと思い立って新橋で電車を降りた。
以前は、週に一度は何の用事がなくても寄り道したものだったが、最近は寄る場所が秋葉原にシフトしてしまったので、久しぶりに降り立った。
もともと新橋に寄るきっかけになったのは、学生時分に腹の調子が悪く、駅前に大きなビルがあるから便所もあるだろう、という単純なものだった。
それ以来そのビル、ニュー新橋ビルのゲームセンターで時間をつぶすことが日課となっていったのだ。
その2階には、今となっては懐かしい響きすら感じるファッションマッサージがある。
店の名は「Dカップ*1
雑居ビルの中にこんな店がと最初はびっくりしたものだ。
今日その前を通りかかったら、ドアにいろいろな張り紙がしてあった。
「バレンタイン記念20%引き」
「都内では数少ない認可済みの優良店」
昔はそんな派手なことはせず、ただ来る客を待っているという謙虚な店構えだったのに。
なんだか幻滅した。

*1:何度か利用したがDカップのお姉さんにはあったことがない。