若穂編

このブログを訪問してくださる人にはサブタイトルを見るだけでお分かりいただけたでしょう。


飯田線の旅を計画中、お世話になったのが時刻表。
青春18きっぷを使うため普通・快速電車にしか乗ることが出来ないので、出来るだけゆとりを持ちつつ効率的に移動する方法を模索していた。
3日目と4日目の行程を思案中、索引地図の長野周辺を見ていると、ある地名が目にとまった。


若穂


当時*1いろいろな媒体からこの文字の含まれる名前*2を探していたので、目にとまったのは不思議でもなんでもない。
とはいえ、手元にある信州のガイドブックには何の情報もない。
近くには松代や湯田中温泉などもあるが、ここは観光地ではなさそうなのでそれは仕方がない。
ついでといっては何だが、まもなく新幹線開通で廃止されてしまう碓氷峠を堪能し、峠の釜飯に舌鼓を打つのもよかろう。


当日は信越線で屋代へ向かい、そこから長野電鉄に乗り換え現地に向かった。
そこは単線に一面のホームがあるだけの簡素な無人駅。
ホームの背後には上信越自動車道の高架橋。
正面には田園風景が広がっている。
少し歩いたところに美術館があるようだが、そこまでの時間は取れないので駅付近の散策をする。
駅前に小さな雑貨屋と農協の作業所がある程度で、ほかに大きな建物は見当たらない。
うちのほうも少し引っ込むとこういう景色があるので、ちょっとした親近感を感じる。
多分きっと、地図を見なければここには来なかったんだろうな。
今度来るときはもっとゆっくり出来たらいいな。


ちなみに若穂は、綿内、川田、保科の頭文字を取って名づけられたそうだ。

*1:今でも

*2:もちろん若林志穂さんだ。