「張り込み」舞台挨拶

今となっては資料も何にも残ってないし、どうやってこの情報に行き着いたかも覚えていないけれど、何とか記憶に頼って書いてみよう。


2000年から2001年にかけては、既にインターネットを利用*1していたから、検索で映画に出るということを知ったのではないかと思う。
その後「ぴあ」で「舞台挨拶あり」という情報を得たのだったと思う。
ネットか「ぴあ」で得た情報ということに間違いはないだろう。


舞台挨拶があることはわかったが、どうすれば参加できるのかがわからない。
整理券でも配るのだろうか?
もしそうだとして配布開始は何時から?
ま、朝から並べばいいか。
最初の上映が11時だから、1時間前でいいかな。
下北沢に9時半ごろに着けばいいか。
撮影禁止って書いてないけどどうなんだろう。
いちおうカメラ持ってくか。


2001年1月20日


9時半頃に会場に着くと、既にひとり並んでる人がいた、
そうか1時間半前じゃ遅いのか。*2
それにしてもこの日は寒かった。
気温や時間つぶしとかなにも考えずに*3家を出たので、1時間半、ただひたすら寒さに耐えて待ち続けるだけだった。
次があったら気をつけよう。
と、後ろに並んでいるカップルの話が聞こえてきた。

「今日はあまり並んでないね」
「そうだね、『ぴあ』で告知してなかったからかな」

そうか、これも気をつけよう。


11時に整理券をもらったが、舞台挨拶があるのは19時の上映回のあと。
8時間もあるので、とりあえず渋谷へ。*4
何の計画も持ち合わせていなかったが、今まで行こうと思って行くことのなかったNHK放送センターへ。
スタジオはこうなっているのか、3Dすごいな、アフレコ体験・・・はやらない。


外に出ると雪が降りはじめていた。
しかも結構強い。
電車が止まらないことだけ祈りつつ下北沢へ。


定刻少し前にシネマ下北沢着。
雪はさらに強く、東京では珍しいほどの積雪に。
入場後は最前列中央を確保。
場内は暖房のせいでかなりあったかい。
外気温との差で眼鏡が曇る。


上映終了後、ついにイベント開始。
監督を先頭に出演者が入場してくる。
目の前に、若林志穂さんが、止まった。
その距離1メートル。
もう心臓が止まるかと思った。
後ろからのシャッター音とフラッシュに気づき、あわててカメラを取り出そうとするも、うまくいかない。
何とか取り出し、何度かシャッターを切った。*5
今ならデジカメがあるが、当時は使い捨てカメラ。
フィルムをまくギコギコという音は結構うるさかったかもしれないな。


出演者の第一声が「雪の中どうもありがとう」というのはお約束の域に達していた。


そういえばもらったチラシに、2月*6トークイベントがあると書かれていた。
題して


「乙女座A型女と水瓶座B型男」*7


早速今朝の経験と知識を生かして、次回は一番を狙おう。*8

*1:ドリームキャスト

*2:今思えば十分早いけど

*3:若林志穂さんに会いたい一心で

*4:この辺が田舎ものっぽい

*5:現像された写真には、かなりの頻度で自分の指が写りこんでいましたとさ。

*6:正確な日付を覚えていない。

*7:これも正確なタイトルを覚えていない。

*8:趣旨が違っているような気がしないでもない。