女優って

いまだに、というかほぼ日課のようになっているのだが、「若林志穂」で検索をかけていると、このブログに行き当たった。


http://d.hatena.ne.jp/shidehira/20041009/p3


ある意味逃げだが、演技云々は自分にはわからない。
ただそこに若林志穂さんがいるから見に行っただけだから。
舞台挨拶での言動についてご不満の様子だけれど、そういえば、芝居をしていない若林志穂さんを見る機会はそれほどない。
以前ここで書いた、夕食ばんざいはなまるマーケットはなまるカフェくらい。


夕食ばんざいでは相当緊張していた様子で、笑顔も引きつっていたし、猫舌の結城先生に熱々のオムレツをはやく食べるように促し、宣伝ではとんでもないことを口走る。


はなまるカフェでも緊張していたものの、岡江久美子さんがいたので多少はましだった。
渾身のギャグ(だったと思う)もあたりを沈黙させ、岡江さんに救われていた。
今思えば、一見デリカシーのない薬丸発言は緊張をほぐそうとしてのことだったのかもしれない。


世界ウルルン滞在記」ではある暴露話に固まる。


あまりにサンプルは少ないけれど、以上から察するに、芝居をしていない場面では女優を演じることはできないのだろう。
そこまで演じきってこそ、という向きもあるかもしれないが、女優は芝居をする場面だけで活躍すればいいんじゃないかな。
今はキャラクターが大事という時代かもしれないけど、それってテレビが内向きになっていくだけなんじゃないかと思う。


「張り込み」の舞台挨拶ではどうだったか。
1メートルの至近距離で見た私が断言しますよ。
それはもう引きつった笑顔でした。
緊張しているのがありありととって見えました。
それに引き換えとなりの小市さんの余裕の顔。
舞台で鍛えた人は違うなあと、正直思いました。
先のブログの人は、そういうことが言いたかったのかも。
なるほど、それなら納得だ。


ということを考えていて、若林志穂さんは正直な人なんだろうという結論に達しました。
なにに?
それはもうあらゆることに。
芝居、仕事、人生、ほかなんでも。
正直者が生きにくい世の中なので、少々心配でもありますが。