ライブラリ充実への道。

インターネットを導入してからはヤフーオークションは重宝した。
なにせ検索窓にキーワードを入れるだけでずらっと商品が出てくるのだから。
とにかく新しい発見ばかりで、「こんな雑誌にも! こんな作品にも!」と驚くことは一度や二度ではなかった。
普通の古本屋などでは売れない雑誌の付録や切抜きなどもあって、飽きることはなかった。
最近は、すでに持っているものしか出品されなくなったのがさびしいが、眺めているだけで楽しいものだ。


それまではどうしていたかというと、以前の記事できっかけのひとつとして書いた「投稿写真」1996年5月号。

これを抜きに語ることはできない。
このときの特集が


「アイドルお宝鑑定団」


「開運! なんでも鑑定団」が放送開始から2年、世の中にお宝ブームが広がりつつあったが、この世界も同じだったようで、「あの女優がかつては水着に。ヌードに」というものが高値で取引されるようになっていた。
その火付け役といわれるのが、この特集で中心に紹介されるカルチャーステーションというお店。
この店の前身となったのが誌上オークションということで、その当時もオークション誌を発行していた。


早速入手してみると、人物ごとにその人の掲載されている雑誌等がリスト化されている。
期待半分不安半分に「わ」の項目を見たがいない。
ここでもダメなのかと思ったところで気がついた。
漢字音読み。
「若」の音読みはジャクなので「し」に分類されていた。


こんなにあるのか、見たことも聞いたこともない雑誌が。
とりあえずメモを取って、いずれは店舗にも行ってみよう。
そのときには「投稿写真」に紹介されていたほかの店にも行ってみよう。
そうだ、タウンページで近所の古本屋も調べてみようか。


こうして90年代の後半は実りあるときとなったのでした。
高崎行ったり長野行ったり